陶器が耐熱かどうかの見分け方は?磁器との違いも紹介

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陶器のお皿を料理で使いたい時、耐熱性のものかどうかの見分け方はあるのでしょうか。

冷たくなってしまった料理のあたためや調理中のちょっとしたあたため、手の込んだ料理など、電子レンジやオーブンを使ってしまいたくなる場面がよくありますよね。

この記事ではお皿が耐熱かどうかの見分け方を陶器と磁器の違いを含めてご紹介します。

陶器と磁器の違い

見分け方の違いをご紹介する前に陶器と磁器の違いについてをご紹介します。

陶器と磁器の性質の違いが分かってからの方が分かりやすいと思うのでお時間のある方は読んでいっていただけると嬉しいです。

お時間の無い方は目次から下に飛んでみてください。

陶器

器

陶器は粘土を原料とし、磁器よりも低い温度で作られます。

めが粗く、吸水性があるため料理によってはシミが出来る場合があります。

特徴としては厚手で重い形をしていて叩くと鈍い音がします。

料理が入れた陶器のお皿を電子レンジに入れてしまうとお皿が吸水した水分が蒸発するときの圧力でヒビ割れが出来てしまう場合があります。

陶器の場合は磁器よりも強度が弱いため電子レンジを使うことは控えた方がよさそうです。
※陶器のお皿であっても、耐熱加工がされ耐熱用売られていたお皿であれば電子レンジやオーブンで使用できる場合もあります。

お店で売られている場合は耐熱の表示があるかどうかを確認してみましょう。

磁器

コップ
磁器は原料に石英などのガラス質を多く含んでおり、陶器よりも高い温度で作られます。

ガラス質を多く含んでいる磁器は陶器よりも硬くて耐久性があります。
磁器は陶器よりも強度が高く耐久性があるためオーブンで使用することができます。

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陶器とは違いめが細かく、ツルツルとした肌触りです。また水を通しにくいため、色やシミが付きにくいので陶器より使い勝手がいいですね。

[su_note note_color=”#c1ecee”]陶器と磁器は湯呑とマグカップを思い浮かべてもらうとわかりやすいです。

陶器はめが粗く厚みがあるため、器の中に熱いお湯やお茶を入れても手で持って飲むことができます。
反対に磁器は、めが細かく薄いため熱が早く伝わります。そのため器を手で持って飲むのは危険なため取っ手が必要になります。
[/su_note]

陶器が耐熱かどうかの簡単な見分け方

自宅にある陶器が耐熱かどうかを簡単に見分ける3つの方法をご紹介します
ぜひ参考にしてみてくださいね。

器を爪ではじいてみた時に出る音を聴く

陶器はにぶい、低い音がします。
磁器は「キーン」や「チーン」のような金属的な澄んだ高い音がします。
高温の響く音がしたときは磁器の確立が高いですね。

表面の質感を見る

陶器はめが粗く、若干ですが水分を吸い込みます。
磁器は表面のめが細かく、ツルツルとしています。そのため水を通しにくく、色やシミが付きにくい質感です。また表面が白いものが多いです。

器をひっくり返してみる

器をひっくり返してみて、底の丸い輪の部分を見てみましょう。
この部分を高台(こうだい)と言います。

陶器の場合は底の丸い輪の部分が茶色くざらついています。
磁器の場合は底の丸い輪の部分が白くてなめらかな上、陶器よりもきれいな状態です。

意外と簡単に見分けられますね!

ただし確実に判断できるものではありませんのでご注意くださいね。
心配な方はお皿を買った時の表示を確認するか耐熱だとわかっているお皿をつかうことをおすすめします。

陶器と磁器をオーブンや電子レンジで使用するときの注意

陶器も磁器も急激な温度変化には弱いのです。
オーブンで調理後などの器が熱いうちは水に浸けたりするのは控えたほうがいいでしょう。

水に浸ける場合はある程度自然に温度が下がってからの方がいいです。
そして調理の際は柄や模様の入ってるお皿や厚みが薄いお皿は避けるようにしましょう。

まとめ

いかがでしたか。
見分け方を知っていると困ったときに便利です。
陶器と磁器は見た目からも特徴の違いがありましたね!
お役に立てたら幸いです。

陶器も磁器も急激な温度変化に弱いので、電子レンジやオーブンを使う際には十分気を付けてくださいね。

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